春の息吹き
先日、元アメリカ国籍の日本文化研究者ドナルド・キーン氏が、日本国籍を取得し”鬼怒鳴門”氏となりました。
某新聞のコラムを読むと、以前交流があった三島由紀夫からもらった手紙の宛名に”鬼院さん”と書かれたことも、今回の漢字名を決める際のヒントになった感じを受けました。
いろんなインタビューを読むと、昨年3月の震災で被災した方の役に立ちたい旨もコメントしているようです。
あの日から、被災した方の復旧や復興に何をしたのだろうかと、振り返ることがあります。 前向きに物事を考え、進む際は、立ち止まって振り返るのは最後だけで良いと思うこともあります。しかし、瓦礫処理や放射能に汚染された環境が遅々として進まず、未だ復旧の途中である地域があるのも現実です。
鬼氏は豊かな見識に基づいて、どのような知恵を被災した方のために活かしてくれるのか、非凡な小生は期待して静観させていただこうと考えます。
津波に流されずに残っている岩手県陸前高田市の一本松や、今回ご覧いただく匠の宿 佳松の敷地内に息吹く自然の植物のように、力強く日々を過ごすことの大切さを思った今日です。G.H.